車査定に詳しくなって車検前に少しでも高く売ろう!

車査定のことをたくさん知って次の車の購入資金にまわしましょう!

車査定をするときの走行距離の重要性

くるま査定に走行距離は関連する!?

愛車を中古で売却したいと考えている人はくるまの買取り業者に査定を依頼することが一般的です。

しかしながら、何が査定額を高める要因になり、あるいは何が査定金額を低くするポイントになるのか、きちんと理解している人は多くありません。

この記事では、走行距離に焦点を当てて高値で売るポイントを紹介していきます。

自動車査定においてなぜ走行距離が重視されているのか、望ましい走行距離の目安はどれくらいなのかなどにも触れていくので、是非参考にしてみてください。

 

車の走行距離はクルマ査定に関わる?

車査定にはクルマの走行距離が関係しています。

クルマ査定で評価をするポイントは年式、車の状態、走行距離の3つですが、日本ではこれらの中で走行距離を最も重視しています。

何故かというと、走行距離がどのくらいかでクルマの寿命を把握できると考えられているからです。

車は走り続けいていると車載部品が消耗していきます。

消耗が激しいとその分だけ寿命は短くなります。一方、消耗が少なければ寿命は長くなります。

つまり、走行距離が長いと車の寿命が短いので、売れにくく、どうしても査定額が安くなってしまいます。

走行距離が短い場合はその反対になるため、走行距離が短ければ短いほど査定において有利です。

 

評価の下がってしまう走行距離とは

車査定において評価が下がる走行距離の目安は約50,000kmです。

車の査定額は、この約5万kmを超えると大幅に下がるようになります。

実際に走行距離が約5万kmを超えたくるまは「多走行車」と呼ばれ、買取業者は査定に慎重になります。

統計的に普段車の運転をしている人は年間で10,000km乗るといわれています。

くるまを所有して5年未満であれば、大切に扱われている可能性が大きいだろうという見解もあって、査定業者は走行距離約5万kmを目安にしています。

そのため、高値査定を望む人は約5万km未満のうちに業者に査定してもらうことをおすすめします。

ちなみに、100,000kmを超えると「過走行車」と呼ばれて、故障が多くなるため、買い手が付きにくく査定額は期待しない方がいいでしょう。

 

走行距離とクルマの寿命の関係

走行距離と車の寿命にはある程度の因果関係があります。

走行距離が長いということは、自動車に用いられている部品が消耗していることを意味して、実際に故障の発生確率が高くなるからです。

そのため、くるまの寿命は10万キロとよく言われます。

買取業者も10万キロを超える場合には受けつけていないところが多く、たいていの場合は廃車処分にします。

しかしながら、これはあくまでも日本に限ったことであり、外国では走行距離が20万キロ以上でも走っていることは珍しくありません。

日本車は性能と耐久性が高いので、国外への販路を持っている業者であれば高額が付く可能性もあります。

 

走行距離が短すぎても査定額が安くなる理由とは

走行距離が短すぎても買取り査定額が下がります。

車というのはある程度動かさないとくるまに悪い影響を及ぼすことがあるからです。たとえば、

ゴムが劣化してすぐに切れるようになることや、サビやすくなることがあります。

特に、サビは1回発生すると消失させるのにとても手間がかかりますし、場合によっては交換する必要もあります。

また、くるまというのは機械の塊なので、普段から動かしていないと故障を発生して、走行不良を引き起こしてしまうということも理由の1つです。

そのため、長すぎても評価が下がりますが、短すぎても評価の低下になります。要するに、適度に走っているくるまが望ましいということです。

 

最も望ましい走行距離の目安

車査定において望ましいとされている走行距離の目安は30000キロから50,000kmです。

この距離であれば短すぎることもありませんし、長すぎることもありません。

経年劣化や傷なども少ない状態なので、高評価を受ける可能性があります。

しかし、これはあくまでも年式の新しいクルマに限ります。車査定では使用期間に応じた消耗度も重視されています。

そのため、たとえば、年式が5年にもかかわらず3万キロの場合は評価が悪くなります。

「1年間で10000キロ」で計算されるので、5年も所有しているのに30000キロであれば走行不良を引き起こす可能性があるとして、査定額を低くされることがあります。

このことは自動車査定での盲点になりがちですので、査定依頼を考えている方は気をつけてください。

 

自動車査定には走行距離が関係することを理解しよう

自動車査定には走行距離が関係していることが、以上のことから理解して頂けたのではないでしょうか。

くるまを査定する業者は、それを販売する利益を獲得する必要があります。

残りの寿命が長いクルマの場合は、安全性が高くて売りやすいので、高く評価してくれます。

一方、残りの寿命が短い車は、故障の可能性があって売却しにくいので、低く査定されることになります。

特に、日本での販売ルートしか持っていない業者は、走行距離だけで査定する可能性もありますので、いくら高級車であっても走行距離が約5万kmを超えていると評価は期待できません。

もちろん、海外の販売ルートを保持している業者は例外ですが、その数は決して多くありません。